ちゅぱお と ちゅぱみ - へっぽこ父さんの育児日記 -

愛すべき息子と娘のわんぱく日記。 でも、稀に趣味日記も書きますよ^^

思い出に心重ねて  


今回のプチ旅行で訪れた、県北部にある とある展望台。
前記事で書いたように、そこはおとさんとおかさん、両家が結納をした翌日に訪れた場所。

2002年の秋に結納。2003年の春に結婚。2006年の冬に引越し。そして現在2016年、秋。

結納から14年。こちらに越して来てから10年。その間、ここには一度も訪れたことはない。
つまり、ここの記憶 は14年前が最後であり、そこから思い出の上書きをしていない。

今回あらためてここに来た時、まるで 展望台の時間が14年前で止まっているようだった
そんな変な錯覚。妙な違和感。…この感覚、分かりますかね?
ちょっと言葉で表現するのは難しいけれど、でもいつの間にかそんな心境に立っていた。



展望台の駐車場に車を停めて、この地に降り立つ。
目の前にはおかさんと、我が子ちゅぱおとちゅぱみがいる。だけど感じる違和感。

かつて14年前、ここにはおとさんとおかさん、おとさんの両親、おかさん母の計5名で来た。
その感覚、気配、空気、その息吹が残っているような気がするのは気のせいか…

展望台の階段を上がる。あの日、父さんも母さんも昇った階段。そこから眺めた景色。

覚えている。展望台の端でおかさんの写真を撮った。そして自分も撮ってもらった。
今回、同じ場所におかさんに立ってもらい、写真を撮る。
ただし、それだけじゃない。2枚目はちゅぱおとちゅぱみにも加わってもらった。

あの日は結婚を控えた自分たち。そして今は、元気な我が子ふたりに恵まれた自分たち。
14年前と14年後、確かに時間は経っており、自分たちの人生は進んでいる。
むしろ、あの日には存在しなかった 新しい命 も生まれており、ふたりは10歳を超えている。

今の自分は2児の父親。いい歳をした大人であり、我が子を導く存在であらねばならない。
…が、なんとなく童心を憶える。父さんと母さんが寄った思い出の地だからか、
まるで自分の存在が “子供に還る” ような気配。 バカげた話しだが、逡巡、涙腺が緩む。

今まで自分に厳しく、家族にも厳しく、筋を通して道を外さず、誠実に真面目に生きてきた。
だけど、子供の頃の自分はどうだった? 子供の頃からそんなに真面目で立派だったか?
今の我が子を偉そうに叱るほど、自分はちゃんとできていたのか?

この頃、よく憤りよく叱る自分がいる。家庭の諸問題をどうにかしようと足掻く自分がいる。
自分の父さんはどうだっただろうか? 母さんはどう子育てをしてきたのだろうか?

ねぇ父さん、今の僕はちゃんと父親をできていますか?

暖かく平凡な家庭。それを築くには 一体どれだけの努力が必要なのか…
いつも思う、平凡こそが一番大変なのだと。それが分からないと、決して平凡は得られない。



胸にこみ上げるもの。今の視界には存在しない、遠く離れた故郷や両親に想いを馳せる。

父さんは2008年の秋に他界した。こちらの県に来たのは、あの結納の時の一度きり。
だからこの地に残っている思い出を、上書きしたくなかったのかもしれない。
結納、そして結婚式に参加してくれたおかさんのおじいちゃんとおばあちゃんも、もういない。
おかさんの胸中に去来する想いはどうだろうか…。それは本人にしか分からない。

時は休むことなく流れ、ある命は世を去り、また、ある命は生まれ育つ。
ここまで育ててくれた両親に感謝し、ここまで育ってくれた我が子たちにも感謝しよう^^

もちろん人にもよるだろうけど、自分がここにきてあらためて気付いたことは、
いくら歳をとっても、親の息吹が感じられた瞬間、人は子供に還るものなんだ、ということ。

どこまでいっても人の子。されど、未熟者であろうと、我が子のために立派な親となろう。



展望台から眺める日本海。台風は去っていないのに、心地よく優しい風が吹く。

ちゅぱおが自分のデジカメでも写真を撮る。セルフタイマーにもして家族を撮る、我が子。
その写真はいずれこの先5年、10年、20年と、ずっと記録として残され、
今の自分のように、いつか再びこの地に訪れた時に、あらためて降り返られるのだろう。

その時、再びここで写真を撮り撮られるのは誰か…、孫がいると面白いんだけどねw

小うるさく騒ぎ、階段を駆け下りるちゅぱおを眺め、思わず苦笑いをした。
おてんば娘ちゅぱみとおかさんが並んで歩く。おとさんは後ろで。家族を眺めて歩いた。

あの日に若造なりに夢描いていた家族、家庭に、今なれているかどうかは分からないけど、
きっと、あの時では想像力が追いつかなかった、リアルな家族、家庭にはなれていると思う。
あれから14年も歳を重ねたんだ。それくらいにはなっておかないと、だね。



その後、賑やかに夕飯を食べて家に帰った。本当に楽しいプチ旅行だった。
翌月曜日、仕事中にちゅぱおのケータイからショートメールが送られてきた。その文面は、

「もういちど プチりょこうに いきたいな~
 きのうをふりかえると、なみだがでる。たのしかったな~」


ちゅぱおもちゅぱおで、家族揃っての楽しい時間と思い出を、幸せに、大切に感じていた。
嬉しかった。ただただ嬉しくて、お礼のメールを送った。毎年連れて行ってあげるよ、って^^

おかさん、ちゅぱお、ちゅぱみ、おとさんはこの家族が何よりも大好きだよ、ありがとう。
そしてこれから先、良い時も悪い時もあるだろうけれど、変わらずによろしくね。


0903思い出


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