ちゅぱお と ちゅぱみ と ちゅぱろう - へっぽこ父さんの育児日記 -
1歳児くんと兄妹のわんぱく日記。 でも、稀に趣味日記も書きますよ^^
そこに君がいた 
2007/07/11 Wed. 09:30 [edit]
6月30日、来月の7日の七夕キャンプをより彩るために、
久しぶり (約3ヶ月ぶり) にiPodに新曲を入れようと思い、
レンタルCD屋で、20枚くらい最新シングルを借りてきた。
自宅のPCのiTunesにインポートし、まずまずな内容に満足。
さてiPodに落とすか、とUSBケーブルで繋ぐも、何か様子がおかしい。
あれ? いつも繋げたらオートシンクでデータが送られるのに、何故か反応無し。
原因がさっぱり分からず、翌日、家電量販店で聞いてみることに。
7月1日、状態を話すとiTunesのバージョンの問題なのでは? との回答。
何やら最新バージョンに不具合があるとかどうとか…
おいおい、iTunesからiPodに曲を落とせなかったら、まるで意味無いじゃないか。
早く不具合を解消しなさい! 迷惑してる人多いらしいぞー!
…と、そんな問題が生じ、久しぶりにiPodを家に置きっぱなし状態に。
通勤時にiPodで音楽が聴けないのは、ホント久しぶりだ。
そんなとき車内に流れてきたのが、CDトレイに入れっぱなしだった、
某ゲームのサウンドトラック。
以前に仕事をご一緒させていただいた縁で、メーカーから送って頂いたものだ。
戴いた当時はヘビーローテで聞いていたが、あらためて聞くと、やっぱりイイ!
私は、音楽の良し悪しを明確に表現し、人に伝えるような術は持たないが、
本当に心に深く強く響き渡る、素晴らしいメロディばかりの良サントラである。
このCDを聞くのも3ヶ月ぶりくらいだ。
ふと、そういえばあのメーカー、新作とか情報出ているのかな? と思い立ち、
7月2日、久々にメーカーの公式サイトを覗いてみた。
しかし、そのトップページには、想像などできるはずもないことが書かれてあった。
それは当社の音楽担当である、作曲家が永眠されたということだった…
昨日から久しぶりに聞いた、サントラの作曲家、その人の突然の訃報。
思わず固まった。
心がぶるっと震えた。
作曲家の彼の個人サイトに飛んでみると、6月末に逝去された旨が書かれてあった。
サイト管理人による7月1日付のアップ記事…、昨日更新されたものだった…
心臓がバクバク唸った。
「iPodで最新ポップスばっか聞いてないで、僕のサントラを聞いてくれよ」
そんなことはないのだが、本当にそう言われたような気がして、目頭が熱くなった。
こんなことってあるの…
作曲家と編集者…、直接会って仕事をしたことはない。常に間接的な関係だった。
メーカーを通して3者間で何度もやりとりをし、1冊の本をカタチにしてきた。
そうした相互の協力関係で、幾冊かの本を世に送り出した。本当に長い縁だ。
彼は、彼自身のサイトの日記で、私の本が発売された後の感想を、こう綴っている。
間接的にでも一緒に仕事ができたことはシアワセです、と…
大した編集者ではなかったけど、プロがプロとして認めてくれていたのが嬉しかった。
私こそ、あなたの音楽に出会い、その音楽に包まれながら仕事がご一緒できた日々は、
本当に幸せでした。情熱に燃え、妥協を許さず、そして作品に心から涙した。
私の人生において宝のような、かけがえのない大切な時間と経験を戴けたことに、
ただただお礼しか言えない。…もう直接はお礼を言えないのだけど…
当時、メールやFAX、またはメーカー担当者を通してお礼のやりとりは何度もした。
しかし直接、自分の口で本人にお礼を言うことは、ついに一度もなかった。
遠方同士の仕事の仕方、こんな時代ならではなのかも知れないけど、
でも、とても口惜しい気持ちでいっぱいだ…、なんて私はバカだったのだろう…
遙か彼方へと旅立った彼に届くように、今あらためて心を込めて…
本当にありがとうございました。
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category: 雑記 - 少しまじめに語る
コメント
そうですよね。
好意を持ってる人や身内からの、そういう不思議体験は、怖くないですよね。
bennyはそんな不思議なことが日常で。
ケースによって私はとても怖かったり、ほのぼのしたりしています。
「私は、彼に出会えて幸せ者です^^」
同じことをきっと思ってくれてるんでしょうね。
素敵。
bennymama #- | URL
2007/07/14 07:47 | edit
怖いとは思いませんでしたよ^^
でも、ものすご~く驚いたのは事実。
その後、彼の作品ばかり聞いています。
聞く度に胸が締め付けられ、目頭が熱くなる…
私は、彼に出会えて幸せ者です^^
おとさん #- | URL
2007/07/13 09:58 | edit
こんにちは。
そんなことって、意外とあるものです。
ピュアな人には多いと思います。
おとさんのきれいな心のおかげではないでしょうか。
久しぶりに聴いてもらって、素敵だと改めて思ってもらって、きっと、喜んでいらっしゃると思いますよ。
怖い話ではないですよ。
素敵なお話です。
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