ちゅぱお と ちゅぱみ と ちゅぱろう - へっぽこ父さんの育児日記 -
1歳児くんと兄妹のわんぱく日記。 でも、稀に趣味日記も書きますよ^^
壁 
2021/06/10 Thu. 18:00 [edit]
ちゅぱお、高校2年生。こう書くとすごく大きくなった感があるね^^
昨年はコロナの影響で運動会も文化祭も中止に追い込まれ、楽しい高校生活を送れなかった。
手探りだった高校生活は、未だ実感もなく手探りのまま、2年目に突入。
だからなのか、ちゅぱおの中で “高校での満足感” が薄く、先への期待感も見出せなくなっている。
ふと漏らした言葉 「自分で選んだ高校なのに、やる気が全然湧いてこない…」
もしかしたらこれは、進学した多くの学生たちに当てはまることなんじゃないだろうか。
そう “まだ楽しいことが何も無いのだ”
自分なりに楽しい高校生活を想像していたからこそ、その違いによる反動が大きい。
大学1年生はさらに顕著か? キャンパスにも行けずバイトもできずジリ貧となる毎日。
夢描いた憧れのキャンパスライフは、リモートワークという壁に阻まれている。
これはとても深刻なことなんじゃないだろうか、と思う。
ちゅぱおは今の高校で、どう頑張ることが自分の毎日を楽しくできるのかが想像できず、
ただ我慢を強いられながら日々過ごしているような感覚に囚われているよう。
そうした時に陥りやすいのが、悪いことばかりを指折り数え、嫌なことばかりに目を向けること。
きっと嬉しいことや楽しいことだって少なからずあるはずなのに、そこを見ようとはしない。
いや、見たくても見えなくなっているのかな…
楽しさを見出せないと、何をするにもマイナス感情が働いて、やる気がなくなっていく。
高校2年の夏、そろそろその先の進路を視野に入れてもおかしくない。
進学か就職か、その大枠だけでも意識しておかないと、望んでいるところへと進めなくなる。
ちゅぱおの中ではまだそれが不透明すぎて、若干投げやりな思いも溢れてきていた。
高校を選ぶとき、その先の将来のため、未来のため、そして人生のためと、
人の親としてどうしても我が子の先々のことをあれこれと思い、そのようにアドバイスしたが、
もしかしたら “今” を最優先にしないといけなかったのかもしれない。
そう、今が楽しくなければ、将来も何もないよな。楽しんだもん勝ちの精神、だったよな。
当たり前だが、おとさんもおかさんも、高校生を持つ親としてはちゅぱおが初めてだ。
長男はいつも不透明な未来を切り開く、言わば我が家の特攻隊長。
その長男の足取り如何によって、後続の兄弟姉妹が不安なく前を歩いて行ける。
でも、切り開くのは長男だけじゃなく、その親も同様に切り開いていかなければならない。
むしろ、その長男自身も不安なく歩いて行かせるために、努力するのは親の方だ。
だけど最近は、3歳になったちゅぱろう中心の生活でそっちにばかり意識を向け、
または中学生活で苦悩するちゅぱみの力になろうと、右往左往していたおとさんとおかさん。
それだから、ちゅぱおはもうしっかりしている、大丈夫! と勝手に決めつけていた。
ちゅぱおにはちゅぱおの悩みがあるのに、気づけないままでいた。
今のちゅぱおを見て、おとさんは自分の視点や考えがまだまだ足りなかったと痛感。
確かにコロナによる影響は大きい。だけど、それだけではなく、
我が子により適した高校を、夢描いていた思いを、ちゃんと視野に入れられていなかった。
親としての成長が足りなかった。長男は親としての手探り練習期間ではない。
ごめんな、ちゅぱお。
先日、あらためて親子でいろいろと話をした。本当に腹を割って話した。
高校選びの時にもたくさん話をし、あの時の選択はあれが限りなくベターだったとは思う。
だけど、表に出す考えとは別に秘めた思いや、どんな学校生活に憧れていたのか、
そうした内情面では、たぶんズレがあったのかもしれない。
本人も自分の思いのズレを自覚しているようだった。
今は是が非でも鉄道関係の仕事に就きたいわけではない。憧れた警察関係でもない。
夢描く生き方ってのは、その年々で興味を持ったものと共に変化していくのが当たり前で、
小さい頃と今とでは、考え方も大きく変わっているのだろう。
その変化に気づけなかったのは、ちゅぱおが “いい子” でありたいと思っていたからではないか?
親に心配をかけず、真っ直ぐに育っていると思ってほしくて、言葉にできなかった思い。
それが少しずつズレ、この自粛のご時世で大きな障壁になったのではないか…
ちゅぱおは、その自分の心のもやと、自身が抱える矛盾に悩まされているようだった。
親として、ここで勘違いをしてはいけないと強く思う。
親にとって我が子には、いい子であってほしいわけではなく、いい人生を送ってほしいのだ。
だからちゅぱおには、これまで思い描いてきたものは全て一旦置いておいて、
“今はどう過ごしていきたいのか?” を中心に話し合った。
ちゅぱおが今望んでいるものは、大学への進学だった。そっか、大学生になりたいのか^^
ひとつ霞が晴れたような顔をするちゅぱお。
もちろん高2から高3へと上がったら、また考えに変化が生まれるのかもしれない。
それでも、現時点での目標ができた。大学への進学だ。
高2のうちにオープンキャンパスを回ってみようか? リアルに我が目で見てみようか?
そうして夢を現実へ。一歩一歩近づけていってみよう。
ちゅぱお、一緒に壁を越え、霞を晴らし、楽しい未来を切り開いて行こうな。
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