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ちゅぱお と ちゅぱみ と ちゅぱろう - へっぽこ父さんの育児日記 -

1歳児くんと兄妹のわんぱく日記。 でも、稀に趣味日記も書きますよ^^

銀賞  


ちゅぱみたち、中学校吹奏楽部の夏、全日本吹奏楽コンクール県大会が無事に終わりました。
ちゅぱみたちの学校は 「銀賞」 を獲りました。
でも内部の採点結果で言うと、その獲得点数は “限りなく金賞に近かった銀賞” だとか。
ほんと1~2点足りなかっただけだそうで、非常に悔やまれます。
悔やまれますが、当のちゅぱみ本人はものすごく晴れやかな顔で喜んでいました。

昨年の3年生が抜けた時点で、ちゅぱみら2年生と、まだまだ経験の浅い1年生で、10名弱。
そんな小規模で始まった今年の吹奏楽部。ちゅぱみが部長になるも、あまりに音が少なかった。
やがて春になり、ちゅぱみたちは3年生へ進級。そして新1年生を頑張って勧誘し、
どうにか全体で20名強の体制を作る。中規模の人数まで持ってこれたのは本当に立派だった。

ただし、全国大会に向けて5月から本格的に動き出したところで、3ヶ月しかない。
他の学校は皆、今年の2月くらいから始動している。スタートするまでに時間がかかりすぎた。

半数以上が新入生の吹部を部長として引っ張っていくのは、並大抵のことではなかっただろう。
実際、ちゅぱみは何度泣き言をいったか分からない。あきらめの極致もあった。

とにかく現3年生が少なすぎるのが辛い。“最後の大会への気持ち” を分かち合えない。
3年生と1~2年生では覚悟が違う。心構えが違う。大会への思いが違う。
何度もちゅぱみは嘆いた。部長なのに部活に足を向けられない時もあったと思う。

昨年の3年生は10人以上いた。3年生が中心の吹部になっていた。だから意識も高かった。
それでも昨年はコロナにより全国大会が中止となった。3年生は無念だったろう。
一昨年前はさらに3年生の層が厚かった。その年はちゅぱみは新1年生として大会に参加した。
だがしかし、結果は銅賞に終わり、全国大会の厳しさを我が身で味わった。

1年時に銅賞、2年時は中止、そして最後の3年生としての全国大会
ちゅぱみの心の中にどれだけの思いが渦巻いているのか、それは誰にも分からない。
「音がバラバラすぎて、銀どころか銅賞レベルにも届いてない。だから本番は観に来なくていい…」
そんな寂しい言葉も言われたっけ。全国大会の厳しさを知っているからそう思うんだよね。

ちゅぱみはずっとひとりで苦悩の中、もがいていたんだと思う。

それでも今年も夏が始まり、地区大会へとコマを進めていくことになる。
時には、随分厳しい言葉を1年生に投げかけたようで、帰宅後にしょげかえる姿もあった。
それでも一発勝負の全国大会。後悔はしたくない。

7月下旬になって、やっと全体の音がまとまってきたと、ちゅぱみが喜んでいた。
全国の大舞台を知らない大多数の1~2年生。だけど、少しずつ根性が据わってきたようで、
地区大会、そして大ホールでの最後の全体練習を聞いたおとさんの耳でも、良い演奏に聞こえた。

新しい音を運んできてくれた1年生。演奏に深みを作ってくれる2年生。それらの音をまとめ、
3年生、特に部長であるちゅぱみは、自分たちの吹部を完成させなければならない。
部長は吹奏楽部の顔だ。今年は自分の代であり、自分が主役であり、自分が作り上げた音だ。

後悔をしないよう、全国大会への最後の2週間は、その思いで練習を重ねただろう。

そして迎える全国大会。我が県の県大会は、高速で2時間もかかる場所で行われるため、
ちゅぱみの姿を観に行くおとさんおかさんも、もーバタバタである。
途中、高速道路を移動中のちゅぱみたち吹部を乗せたバスと、偶然のランデブーは楽しかった。

いざ、本番。他の中学校も集まる中、大舞台に上がり、堂々と圧巻の演奏。
素人耳のおとさんおかさんでも、とっても素晴らしいと分かるくらい、立派な演奏だった。

結果、勝ち獲った銀賞は、吹部3年間の集大成の結果とも言えるだろう。
1年時の先輩たちの賞を越え、2年時の先輩たちの無念を晴らし、自分たちの代での銀賞
人も時間も経験も足りなかった。それでも、努力がしっかり実を結んだ。
顧問の先生も、短い期間で今年の吹部がこれまでで一番頑張った、と褒め称えたそう。

誰もが金賞を目指してひたすらに頑張った、それはどこの学校も同じ。
もちろん金賞を獲得した学校もあれば、大規模な人数・構成で挑んでも銅賞だった学校もある。
経験豊富な3年生を潤沢に揃えていても、うちより得点が低い学校だって少なくない。

銀賞は決して一番ではない。でも、ちゅぱみたちにとっては限りなく一番に近い結果だったろう。
本当に立派だし、誇っていい結果だと思う。よく頑張ったね、ちゅぱみ。

そうして、ちゅぱみたちの全国大会は終わった。
この県大会で金賞を獲った学校の中で、特に点数の高かった上位校が県の代表校となり、
きたる10月の本戦に出場するのだろうけど、それはまた別の話し。

ちゅぱみたちは、すでに次の行動を始めている。
運動会でのマーチング、文化祭での生演奏など、次々に課題がやってくる。秋は忙しいのだ。
そしてまた受験生として、勉強も頑張らなければいけない時期が来ている。

ちゅぱみは忙しい。ちゅぱみは頑張り屋。ちゅぱみは負けず嫌い。でも、ちゅぱみは弱い子。
よく知っているよ。だから、おとさんができることはめいっぱい力になるからね。

中3女子、がんばれちゅぱみ♪



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tag: 吹奏楽  全国大会  銀賞 
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